【工務店の休日】村上隆☆スーパーフラット☆
2024.9.3
7月に京都に行きまして、その日の一コマ。祇園祭にひっかけて、歴史にアート。京都を散策。この日は南禅寺にある瓢亭で朝粥をいただいて、京都市京セラ美術館へ行ってきました。
村上隆=ルイヴィトン、ユニクロ、お花ちゃんやアニメオタク。そしてあのいで立ち(笑)。
ほんとのこと言いますと、村上隆氏のこと、あまり好きではなくて、正直この日この時間に目の前に京セラ美術館がなければ一生行くことはなかったかもしれません。
ほんとうに素晴らしかった・・・( ;∀;)。昨年みたアンディウォーホルよりよかった・・・。
私の考えの浅さと知識不足を再認識。
もののけ展は9月1日に終わったようで、NHKで特集を見て思い出し備忘録としてしたためます。
この赤い龍は、天龍寺にある有名な曽我宗博の「雲竜図」で知られる竜。辻信夫先生という偉い先生に「あなたたまには書いたらどうなの?」と言われ腹が立って書いたそう(笑)。3日で仕上げたそうです。
エントランスを入ると、庭で巨大な金閣寺みたいなお花ちゃんが出迎えてくれ、
入り口はいると金箔が美しい岩佐又兵衛の「洛中洛外図屏風」を本歌取りした絵が、ここは「京都どすえ。」とほかの国や他の都市では絶対まねできない文化と文脈を、この絵一つでだーいぶ上から目線で品よく優雅にお迎え(知らしめる)してくれる感じ(笑)。もともと村上さんが東京芸大の日本画科出身の博士で、現代アーティストでありながら、卓越した日本画の知識や技術力。スタートから圧倒されました。
平安京から歴史が始まる京都を守る四伸相応の一つ。
いきなり暗幕の中で京都の古来の成り立ちを表現。
お花ちゃんのトレカシリーズ。これが一番手間がかかってるそうです
このお花ちゃんたちはすべて手書きでした。(グラフィックじゃなかった・・・)
DOBくん??
成田屋のお家芸たち。
スーパーフラットとは、日本古来の芸術が全てにおいて二次元でできており、明治維新を経て西洋の文化が日本に入って日本画は新しい局面を迎えましたが、アニメや漫画などが今世界的に大きく見直され、日本のアートは二次元で表現されるスーパーフラットである。。。という事らしいです。(間違ってたらすみません)
作品が多岐にわたって、ややぐちゃぐちゃなイメージですが、アメリカで活動していた時代に受けた差別や、はまっていたオタク文化、日本独自の二次元で成り立つ文化や生活習慣、世界と日本、老若男女。過去と今とみらい。気持ちや物語を込めずにぜーんぶひっくるめて真っ平(スーパーフラット)にして物事を見たりとらえたりする、そして西欧中心の考え方を全く別の視点でグリップして発信する。世界からリスペストされてる村上さんが、なぜ評価されているか、本当に感じられた展覧会でした。
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