【工務店の家づくりのヒント】アプローチについて~道路から玄関までの動線を楽しくカッコよくする方法~吉田建設@高松市~
2025.2.14
私は、住宅をプランニングする上で、道路~駐車場~アプローチ~玄関の一連の動線と建物の見え方を重視しています。
ポイント①は、
道路から見える外観は、建物四方の内でも一番カッコよく美しく(斜めから見る方が立体的に美しく見える)また植栽と夜の照明は建物の全体イメージをアップさせてくれます。
特に夕方、家の近くまで帰ってきた時に、見える家の中の明りは何とも言えぬホットした安心感を与えてくれます。

ポイント②は、
駐車場から玄関までのアプローチは、最短距離とか雨に濡れない方が、いいプランだとは思いません。
玄関戸を直接外に見せるより、
植栽を交えながら、わざと折れ曲がり、狭くしたり、長く歩かせたりして、「帰宅のオンオフの切り替えの時間」や「街と家との間」をつくって、建物内へのワクワク感や楽しさを演出する方がいいと思っています。

ポイント③は、
玄関の戸を開けた時、家族にとっては、帰宅した時のほっとした安らぎ。来客にとっては心のときめきやちょっとした感動の場。玄関はそのような演出する場所だと思っています。
この家は玄関正面にベンチとFIX窓越しに見える北庭。床の間の違い棚をイメージして浮いているように見せるベンチは私の一番のお気に入り。玄関に入った時の第一印象は、大事にしています。

次に、暮らし体感ハウスLesumu Lab.のアプローチを紹介します。
元々玄関と隣地の間が狭かったので、あえてそこに細長い小道を造り、その周りを植栽で演出したアプローチ、奥に見える遠景と庭がアプローチの連続性を感じさせます。
玄関周りは軒と壁の板張り、玄関の軒をさせる為の柱は邪魔なのであえて設けず鉄骨の下地で支え、石の敷石、石のオブジェでおもてなし感を演出しています。


